コンサート・プログラム

2012年10月6日
西宮南ルーテル・キリスト教会

Piano Concert Program
プ ロ グ ラ ム

 

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プロフィール:
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Sari Blå (サリ・ブローさん) はフィンランドのJyväskyläとHelsinkiの音楽大学卒。Janne Mertanen、Oleg ManturとPeter Lönqvist、名高い教師の下でピアノを  専攻し、Merja Soisaari、Sampsa Konttinen教師の下で室内音楽とリードを専攻した。JyväskyläとHelsinkiの音楽学校で教師として勤める。フィンランドの諸町でピアノと室内コンサートを行う。 今年の秋HelsinkiとJyväskyläの大きな教会でコンサートを行う。

 

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プログラム:
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J. コッコネン (1921 – 1996)
ピアノ組曲「ピエラヴェシ」

1.Preludietto/前奏曲

2.Nocturne/夜想曲

葉っぱで作られた小屋の愛らしい時期
夏の賛美歌を森が歌う
野原の花は香りを放つ
若い民は楽しんでいる

小さい湖畔は薄暗い中に眠る
沼の上に霧の夜がきらめく
光と音楽の中に
愛するお祝いの夜は包まれている

カッコウが松森に歌声をあげる
自然の魂は聞いている
山やふもとに
創造主の霊が静かに語っている

3.Sade-Rain/雨

4.Iltapilviä-Clouds at evening/夕方の雲

5.Aamutuuli-Morning wind/朝の風

 

J. シベリウス (1865 – 1957)
3つのソナチネ 作品67

1.Fis – minor

2.E – major

3.B – minor

フィンランディア

 

S. パルムグレン (1878 – 1951)
3つの情景による夜想曲 作品72

1.Tähdet tuikkivat/星の輝き

2.Yön laulu/夜の歌

3.Sarastus/夜開け

 

F. シューベルト (1797 – 1828)
ファンタジー 作品103 (ブロー、サボネン)

 

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作曲家と曲の詳しい説明:
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J.コッコネン(Joonas Kokkonen、1921 – 1996)
コッコネンの代表的な作曲スタイルは密接で徹底的に音楽素材を使う事でした。彼は特にバッハ(Bach)とベートーヴェン(Beethoven)に憧れていました。彼は戦後のフィンランドの音楽界の中心的な人物の一人です。彼はピアノ音楽よりも管弦楽で知られています。彼の最も知られているピアノ作品はソナチネと五つのバガテルです。

ピエラべシ(Pielavesi、ピエラ湖畔)
ピエラベシ・シリーズは1939年からのコッコネンの若い時代の曲で、E.&V.コッコネン(EsterとVeijo Kokkonen)に捧げられたものです。その中に北カレリア地方の国民的な景色の感情を聴くことが出来ます。前奏の中に湖の岸辺の石に流れる小波の音、まるで肌に落ちるほどに感じる雨の音、夏の夜の優雅が聴こえます。これらの音はフィンランド人にとても大切な夏と愛のシンボルです。この曲はプログラムのように進むピエラベシと言う湖畔の岸辺の作品です。

 

J.シベリウス(Jean Sibelius、1865-1957)
シベリウスはその生きていた時も現在もフィンランドの音楽に最も影響した作曲家でしょう。特にオリジナル交響曲家として知られています。その特徴はそのピアノ曲にも現れています。ピアノ曲はピアノという楽器に一番合うものとは言えないかも知れませんが、小さい形のピアノの交響曲というような印象を与えているでしょう。

3つのソナチネ  作品 67
これらの三つのピアノ曲はシベリウスのピアノ作品の最高のものです。それらはシベリウスの娘たちのピアノの先生M.トルネル(Martha Tornell)に捧げられたものです。これらの曲の中には演奏に幅広い動きや伝統的な名手の技術を避けようとしました。何故かと言うと、娘たちを教えるためにも創られたからです。それらの中にクラシックな音色と4番目の交響曲の残響が混じっています。その影響で例えばキーがぼんやりする場合もあります。一番目のソナチネはFシャープ 短調かそれともA長調かは出版社さえも言えなかったのです。

フィンランディア
フィンランディアは元々劇音楽に属しましたが、シベリウスはそれを管弦楽組曲に編集しました。彼はこの組曲の最後の部を外して、それにフィンランディアと言う名前を付けました。 そして早くからフィンランドの独立運動のシンボルになりました。 この作品はフィンランドがロシヤの一部であった時に作曲されました ロシヤ支配の弾圧時期にその演奏は禁じられましたが、様々な別名で海外で演奏されました。

 

S.パルムグレン(Selim Palmgren、1878 – 1951)
シベリウスはピアノ作曲家としてはそれほど優れていた訳ではなかったので、その空いた分野で、パルムグレンはピアノ作曲家になったと言われています。ですからパルムグレンは著名なフィンランド人のピアノ作曲家です。彼は例えば五つのピアノ協奏曲を作曲しました。彼のモデルはショパン(Chopin)とリスト(Liszt)でした。彼の曲は叙情詩的で、その曲の中にたくさん印象派の色を使いました。

3つの情景による夜想曲 作品72(Une nocturne en trois scenes)
この作品は夜を語っています。星のきらめき、夜の感情、又夜明けについて語ります。 星のきらめきは叙情詩的でメロディックなミニチュアです。ミニチュアはパルムグレンの代用的な音楽形式です。 第二部は少しシューマン(Schumann)の幻想曲(作品12)に似ています。最後の部、夜明けは太陽が昇って、少しずつ夜空を光の線で照らす印象派的な絵です。

F.シュウベルト(Franz Schubert、1797 – 1828)
シューベルトは際立った声楽の作曲家でした。彼もピアノ音楽よりは交響曲的な曲を創りました。彼はベートーヴェンの生徒で、数多くのピアノソナタやいくつかの単独ピアノ曲や4手ピアノのための音楽を作りました。しかし、彼のもっとも大切な貢献は声楽の一新でした。その中のピアノの部分は歌と同じような役割に上がりました。

幻想(ファンタジー)作品103
どうしてこの三人のフィンランド人作曲家の他に、シューベルトの4手ピアノのための幻想曲を入れたのでしょうか? K.サボネンさんと同じ音楽学校で学んでいたある日、廊下に置いてあるピアノで何かを弾こうとしたら急にアイデアが浮かんで来ました。何かの曲を一緒に演奏したらどうでしょうかと。そうして二人とも大好きなこのファンタジーを選んだのです。一緒に弾くことをとても楽しみにしました。今回地球の同じ側にいるのですから、もう一度一緒にピアノを弾く事をやってみようと思いました。