(1)難問山積
派遣教会で1年間の働きが終わると聖書学院2年課程へ。その後は神学校4年間の学びが待っている。
今、彼女との結婚を決断出来たとして、これからどうしたらいいのか?5年間も彼女を待たせることが出来るのか?いや、自分自身、5年間も待てるのか?
今、彼女との結婚を決断出来たとして、これからどうしたらいいのか?5年間も彼女を待たせることが出来るのか?いや、自分自身、5年間も待てるのか?
結婚するとして、聖書学院、神学校と勉学の期間が長く続くのに、生活費はどうする?住まいは?若い私の前に難問山積でした。
(2)差し伸べられた愛の手
聖書学院2年課程での学びの期間に、私たちのことを親身に配慮をしてくださった恩師は、「神学校卒業まで四年間も彼女を待たせることは出来ないだろう」と、あらゆる方面で尽力してくださったのでした。
*神学校入学前に結婚できるようにしてくださいました。(当時の神学校生には在学中の結婚は許されていませんでした)。
*神学校で学んでいる間の住まい〜空いていた牧師館に住めるようにしてくださいました。
*彼女が教会付属の幼稚園で働けるように人事を行ってくださいました。(経済的裏付けも可能になりました。)
*彼女の実家に一緒に出かけて、「生活は、将来は…大丈夫か?」と心配する彼女の母(牧師になることがどういうことか良く分かっていない。私もそうでしたが)に、口添えをして安心させてくださいました。その口添えの内容は「私もこうしてちゃんと暮らしていますから!」でした。
(3)牧師としての生きる姿勢を
愛を込め親身になって「その人」にかかわる恩師の姿~私はそこに牧者としての生き方を身をもって示されたのでした。それは私の生きるべき生涯の指針となっています。